だいだい色の機関車を追いかけて

9割方ディーゼル機関車のブログです。

90年代、少年時代の西金工臨撮影記③

②の続きです。

いつも水戸駅那珂川橋梁で撮りつつ、鉄道雑誌を眺める度に「もっと違うところで撮ってみたい」と思っていた少年の頃の私。

思い起こせば、いつか撮影地ガイドを投稿してみたいなー…などと身のほど知らずな事を考えていた気がします。

コンパクトカメラしかないのに本当に身のほど知らずです笑

そんな風に思っていたので、知らぬ間に鉄道を撮るには下見が必要だ!という思考に至ったみたいで祖父にお願いしてちょくちょく水郡線沿線を車で流してもらうようになりました。

そのおかげで今も祖父は「玉川の辺りはよく撮れる」と言います。撮り鉄じゃないのに笑

 

そんな撮影地のロケハンで何度か通っていた踏切から見えた橋。

ここだ!と思って車から降りたら小道をずんずん進んでいきました。

ここにしよう!と決めて橋の上で待機。

近づくDE10のエンジン音。

勾配なので思ったよりもゆっくりと近づいてきました。

そしてシャッターを押したときに思いました。

 

「あ、早く押した」

 

ゆっくりと近づいてきたのに焦って早切り。

 

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見事な日の丸構図笑

 

まるで弁当の梅干しの様に芸術的な日の丸構図。

子供心にも「これはやってしまった」と思いました。

 

ちなみに今は枝が伸びてここでは撮れなくなってしまいました。

少し前に様子を見に行ったら線路が隠れるように枝が…。

 

でもいつか、また撮れるようになったらあの頃を思い出してシャッターを切りにいってみたいと思います。