内原というと今は内ジャスことイオンモール内原のイメージが強いですが、私にとって内原といえばセメントの専用線でした。
セメント会社はアサノセメント、今は太平洋セメント。福島臨海鉄道の小名浜から輸送されていましたが、2000年に廃止されてしまいました。
90年代の真ん中頃に少年だった私はどうしてもこの専用線の動いてる所が見たくなり、冬休みに発売された正月パスを利用してここを訪ねたのでした。
ちなみに当時の正月パスは子供500円で県内のJRや私鉄が乗り放題で、この後偶然来た二階建ての415-1901に乗って茨城交通も乗りに行った記憶がうっすら残っています。
こちらがお目当てのスイッチャー
ではなく!あれ?DD351がいない。
検査で代機のDD352が活躍していました。
ちなみにDD351は福島臨海鉄道生え抜きのロッド式のディーゼル機関車で352 353は新日鉄八幡から来た予備機でした。
そんな訳で文章からお察しされるかと思いますが、福島臨海鉄道の小名浜と拠点間輸送していたのでスイッチャーも福島臨海鉄道絡みの機関車が使われていたのでした。
351が主力、352 353は予備。
当時でと351は骨董品的価値がありましたが、今思えば予備の352の写真を撮れたのは今思えば貴重なカットでした。
廃止後に残っていたピットも今は思い出の彼方へ消え去った模様です。